鹿児島の離島で、郵便局の嘱託職員が居なくなったこと

今朝のインターネットの記事で、鹿児島県三島村の竹島で唯一の金融機関である、簡易郵便局に勤務していた村の嘱託職員が先月27日から休暇と称して、居なくなり、連絡が取れなくなったというものがありました。この郵便局は、13日から12月まで、同じ村の中から職員を月・火曜日のみ職務にあたらせて、今後は職員を募集するということでした。私は、この記事を見て、やはり郵政民営化のツケが廻ってきたのではないかと思いました。勿論、こういったことだけが全てだとは思いません。村の嘱託職員の方も、まだ30代前半ということでもあり、また島外の方だったということもあり、島の生活に馴染めなかったのではないかと思われます。お店も無く、お年寄りばかりの島であれば、仕事もそれ程忙しくないのでは?と思われた方もいらっしゃると思いますが、この郵便局の職員は1名だけで、休憩時間を取ることさえ、ままならなかったそうです。休みも無く、毎日が大変だったということは察することが出来るのですが、お年寄りが多い離島であるが故に、島の行事やその他の作業について強制的に参加させられた、或は参加させられそうになったということも有り得ると思います。先日も、大分県で村八分の問題が挙がりましたが、こういった離島では、新参者が生活していくことは、並大抵ではないと思います。こういった離島でなくとも、地方在住の私は、両親が、現在住んでいる地方ではない他県出身者であったことから、幼い頃から余所者扱いされて生活してきました。人口流動が多くない地方では、有り得る話ですが、私は、こういった離島に住んでいる人々について、マスコミがいいことばかり挙げて、行政などもそれを後押ししているという風潮に疑念を抱かざるを得ません。「地方であれば素朴な人が多い」、というのは、地方に住んでいる私からすればステレオタイプであり、私は学生時代は、大学進学後は都市部で生活し、出身地に戻るつもりはありませんでした。地方では不便ということもありますが、雇用(地方はコネの力が強い)、人間関係等、諸々の問題が実生活に重くのしかかってくるのですから、マスコミが挙げている一部分を切り取った様な記事・テレビ番組は、或る種の幻想の様なものと私は考えざるを得ないというわけです。自民党政権について、批判をする方向のことを考えてはいませんが、郵政民営化を行わなければ、先に挙げたこの郵便局は、簡易郵便局ではなく、鹿児島中央郵便局の分室として存続できたでしょうし、その他、社会内の雇用全体について幅を広げると、非正規雇用者が増えなくて済んだのではないかと思われます。小泉純一郎元首相は、「痛みを伴う改革」を再三主張してきましたが、その歪は、多くの地方に悪影響を及ぼしているのは、既に明白です。ただ、その当時は、小泉マジックと言わんばかりに、小泉氏を支持する方が多かったのも事実で、その魔法が解けたと言わんばかりの現在、この責任を誰も取らない(取れないと言っても良いでしょう)、そして取ることは無いだろうということが明白である以上、今回の鹿児島の様な悲劇が繰り返されることが大いに予想されます。私は、大阪に住んでいた当時、インターネットでは、毎日、「ゲンダイネット」を読んでいましたが、毎回の様に、「小泉政権は、インチキ・ペテンだ」ということが繰り返し掲載されていました。この記事を真剣に読んでいた方が、当時どの位居たかは判りませんが、私は、郵政民営化や非正規労働者の増大は反対でした。現在、郵政事業は民営化され、日本郵政は株式を公開しましたので、都会の富裕層に配当を相当出さなければなりません。その為に、地方の切り捨てが進むのであれば、地方創生どころか、地方は衰退の一途を辿るだけです。私の住む市内は、西日本では人口増加している市で、住み易さでも上位にランクしていますが、それでもATMの無い簡易郵便局は存在しますし、私の高校時代でも、山間部では新聞の朝刊を配達する販売店が無いため、郵便局が朝刊の配達を行う為に、朝刊が届くのが午後になるという地域もありました。私は、今実家に住んでいますが、今後も多くの面で合理化が進めば、今後も現在地に住むことは出来なくなると思います。交通機関の衰退、金融機関の閉鎖、病院の廃業、その他の小売業の衰退、そういった問題が今後深刻化してくれば、私の様な者は、例え現在住んでいるところが出身地でも、もはや住むことは難しいのです。現在の安倍政権下では、雇用の問題は改善してきた地方もありますが、地方では難しいというのが現状ですし、今後も地方から都市部への人口流入は続くと考えられている以上は、この動きを変えるのではなく、都市部で多くの人を受け入れる体制を整えて貰う方が有難いというのが、私の本音です。http://xn—-weu4d8f4a3cc0609dnzxg.xyz/